UTMFボランティア2014参加記録

投稿日:

鳴沢エイドボランティア(UTMF)
2014年、UTMFのボランティアに参加してきました。
次は選手として出る(出たい)予定ですが、ボランティアをされる方の参考になればと思い、書き留めておきます。

UTMFとは

UTMFとは距離168km、累積標高9500m、制限46時間の富士山周辺の山をぐるっと走る、トレイルランニングの大会の事。
同時開催で『STY』があり、距離88km、累積標高4700m、制限24時間。
トレイルランニングにはまった人にとっては憧れの大会。

エントリーには指定大会を完走して、ポイント要件をクリアする必要がある。
今回は参加資格がなかったので、ボランティアに参加した。

初めてのトレイルランニングボランティア-UTMF

土曜日、朝4時に起きて電車に乗り9:30に河口湖駅に到着。
天気は快晴。富士山も綺麗に見える。
UTMFは金曜日の15時スタートだから、僕が駅に到着した頃は、選手は既に18時間は走っている事になる。
それだけですごい。

初めてのトレイルランニングボランティア。
楽しみだ。

ボランティアセンター

本栖湖ボランティアセンター
駅からはひとまずバンに乗りボランティアセンターのある本栖湖スポーツセンターまで行く。

中で少し待たされ、簡単な説明を受ける。

僕の受け持ちは、A11 鳴沢氷穴。
ここで分かったのは
「21:00-4:00 鳴沢氷穴 20:35出発」
という事だけ。
それまでの間は、自由時間。

スタッフから、上記とは別でA8 西富士中学校のボランティアを3名募集すると言う。
あまりに間が空くので参加する事にする。

五百花
併せてUTMFボランティア紙幣「五百花」を4枚もらい、必要最低限の説明を受ける。

最後に、施設の方からベッドやシャワーの説明を受けて解散。

百花とケータリングサービス

お腹が空いたので、ケータリングカーから五百花一枚でご飯を買い、一緒になった人と話をして時間を過ごす。

UTMFボランティア ケータリングカー
ケータリングカーでは

  • 豚スキ丼
  • そば
  • サンドイッチ/li>

がある。

UTMボランティアの豚すき丼
豚スキ丼を食べたけど、量が足りなかったのでそばを追加。
これでちょうどいい位。

五百花を4枚もらっているので、4食食べる事ができる。
ここで2枚使ったので、ボランティア帰りに1枚使って、次日の朝飯に使ってちょうどかな。

西富士中学校ボランティア

13:15にボランティアセンター会議室に集合して西富士中学校に向かう。

ここでは装備チェックのスタッフが不足しているとの事でお手伝い。

装備チェック業務

チェックするのは、携帯電話、エマージェンシーブランケット、詳細地図、水1L以上。ザックの重量。

携帯電話は充電残量が2/3以上必要であり、何人か引っかかる人がいた。
携帯電話が繋がらないというのは、何かあったときに連絡できず、生命の危険に繋がる重要事項。

残量がない場合はどこかで充電してもらわなければ通過はできない。
充電サービスは行なっていないので、自身で探してもらう事になる。

地図はほとんどの人がザックの奥にしまいこんでいる。
また、携帯電話に写真やPDFで取り込んでいる人も結構いた。
スマホは電源を切っている人も多く、起動に時間がかかる。

重量チェックは平均5キロ。
最高で7キロくらいだった。
これ位になると女性では片手で持てない位。

英語について

予想通りといえば予想通りなんだけど、はじめは言葉で困る事が多かった。
選手に話しかけて「?」という顔をされて、ビブの名前を見て外国人と分かり、英語で話してかろうじて、というケースが多かった。
先にビブを見て、判断するのが良さそうだ。

また、英語は英語堪能なスタッフを真似てみる。
Please show me your mobile phone.
And Emergency blanket.
And Maps.

これでおおよそ通じた。
特にエマージェンシーブランケットは発音が悪いからか、伝わらない事があった。

英語の強いスタッフにどう聞けば良いかを学んでおくと良い。

順調に装備チェックを進め、最後にスイーパーが来てチェック業務終了。

後は関門終了まで選手を応援する。

関門

西富士中学校関門
このエイドでの関門時間は18時。
関門近くになると、がせんヒートアップしてくる。
関門通過は西富士中学校から出た時間で決まる。

時間ギリギリに西富士中学校の門をくぐった選手は急いでエイドで補給し、出口に駆け込む。

最後1分。
2名の選手が駆け込んだ。
急いでエイドで給水をして出口に走る。
1名は無事通過。
もう一名は給水したての大きなペットボトルを抱えて走っている。
しかし、その中には500ml程の水しか入っていない。

それでは通せません。

スタッフの声がかかる。

関門通過は秒読みに入っている。

戻って給水する時間はない。
戻るか、行くか。
選手は関門を越えた。

スタッフが一縷の望みをかけて、水を持って走る。

その後、どうなったのかは分からない。

トレイルでは水はとても重要。
最低1Lすらなければ、危険を伴うゆえの判断だ。
仕方がない。

でも、通過できているといいな。

関門閉鎖に伴い、スタッフも引き上げる。
それでも、ポツポツとランナーは戻ってくる。

ボランティアセンターに戻って、ご飯を食べて2時間の仮眠。
次に備える。

鳴沢氷穴ボランティア

20:20起床。
そそくさと準備をして、会議室に集合。
今回は21:00-4:00 鳴沢エイドでのボランティア。

フードの補給とホットドリンクの提供を行う。

エイド業務

鳴沢エイド UTMF
ホットドリンクは、コンソメスープとレモンティー、コーヒー。
粉を溶いて提供するのだけど、この濃さ加減が難しい。
ボランティア達で作って飲んで、ベストな濃さを模索しながら提供する。

また、0時を越えると寒さがより厳しくなり、温かい飲み物の需要が高まる。

3つあるポットへのお湯提供が追いつかなくなる。
さらに、3つある暖房ストーブの上でやかんを暖めるがそれでもギリギリの供給体制。

暖を求める選手も時とともに増え、さながら野戦病院のよう。

服装について

この時間は予想通り寒い。
結構しっかり防寒を持っていたので事なきを得た。

僕のレイヤリングは以下の通り。
日中は暖かく、放射冷却で気温は下がる。
多すぎるかなと思ったけど、それ位でちょうどいい。
ポイントはダウンのインナーパンツ。
あるとないとは大違い。

  • ヒートテック上下
  • ダウンインナー上下
  • フリース
  • シャツ((ITJ)
  • ファイントラックロングインナーメッシュシャツ
  • UTMFボランティアジャケット
  • カッパのパンツ

暖かな格好を活かしてエイドの入り口まで出た。

少しコースを戻って、走ってみる。
結構キツイ坂。

マップを見ると、ロードから鳴沢氷穴に向かって道を折れ、長い坂が続いている。

前の本栖湖からここまでは約19kmの道のり。
既に選手は150km以上走っている。
僕が選手なら、鳴沢エイドはまだかまだかと想い続け、既に期待すら失っている頃だろうなと思う。

ぽつぽつとくるランナー
暗闇の坂の下に向かって『鳴沢エイドでーす!がんばってくださーい』と叫ぶ。
山並みにこだまして、坂を登るランナーの希望に少しでもなればと願う。

ホットドリンクの案内も忘れないように。

UTMFボランティア終了

4:00に次のボランティアと引継ぎ時間なしに交代。
この頃から疲労度の高い選手ボリュームが増えてきていた。
交代後、すぐのピーク時運営は難しいと思う。
7時間のノウハウを引継ぐ時間をとりたかった。

ボランティアセンターに帰って、
帰りのバスを予約。
そして仮眠。
ガサガサ準備する人に起こされたけど、比較的しっかり眠れた。

日曜日

9:00のバスだが、起きたのは8:40。
カバンを持ってそそくさと玄関に向かう。

本来、河口湖行きのバスだが、全員がゴール地点への送迎を希望した為(元々、河口湖からゴール地点へ行く予定のバス)ゴール地点に直行。

UTMFGoal
ゴール地点の八木崎公園は満点の快晴。
UTMFのビデオやライブカメラで見た光景が広がる。

続々とランナーがゴールしている。
その様子をしばらく眺める。
チームでゴールする人、家族とゴールする人、恋人とゴールする人、一人でゴールする人。
みんな最高級の笑顔。

オトナになって、こんな感動を得られる事ってそうそうない。

苦しんだからこそ得られる感動。
それはやみつきになる。

それを共有、共感してくれる人がいる事はとても素晴らしい。

UTMF
初めてのUTMFボランティア。
勉強になることが多かった。

次回はぜひ、選手として参加したい。

みなさん。お疲れ様でした。

[sankakuten]

コメント コメントを追加

  1. より:

    ありがとうございました。
    私は鳴沢エイド通過が3時過ぎくらいでしたので、つくねさんのボランティアチームの皆様にお世話になったはずです。

    もうすぐ鳴沢エイドです、頑張って!の声、ちゃんと聞こえてました。
    エイドてまが7〜8kmのロードの登りなので、心が折れて辛かったです(笑)

    1. つくね より:

      >亀さん
      UTMFお疲れ様でした。
      鳴沢の登りは本当にきつそうでしたね。
      それまでも散々走った中なのでなおさらだと思います。

      声が聞こえててよかったです、安心しました。
      コメントありがとうございます!

  2. チャレ より:

    ボランティアお疲れ様でした。
    僕は疲労度の高いボリュームゾーンの時間帯でしたので直接お世話に
    なることはありませんでしたが、エイドでは大変お世話になりました。
    共感してくれる方々からのエイドサポートはほんと有難く嬉しかったです。
    是非来年は選手として頑張ってください。

    1. つくね より:

      チャレさん

      UTMFお疲れ様でした。
      本当に厳しい大会でしたね。

      僕は初ボランティアでしたが、関わる人みんな、心の底から好きなんだなぁとしみじみ感じました。

      エイドでは時間帯によって求められるモノがどんどん変わります。

      言葉を交わさずとも、みんな必要な事が分かっていて、グングン運営が最適化されていく感じがとても心地よかったです。
      日本人ならではの感覚なもかも知れませんね。

      ボランティアも楽しかったですよ。
      チャレさんもぜひ!

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